りきゅーの技術メモ

SFC18。東京に魂を売った関西人。コンピュータサイエンス、ドローン、お茶、弓道、哲学とか。スケボーかスノボー始めたい。

【Python基礎講座1】データ型・Print関数

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データ型(文字列・数値)

プログラミングにおいて文字や数字は別のデータ型として扱われる。

文字列

文字列は情報用語で「文字列リテラル」と呼ばれる。Pythonではstr型と呼ばれる。文字列リテラルはクオーテーション('')かダブルクオーテーション("")で囲って表記しなくてはいけない。

>>>"文字列リテラル"
文字列リテラル
エスケープシーケンス

Pythonでは文字列リテラルに対しエスケープシーケンスというものが使える。
これはキーボードでは表現できない特別な文字を表すためのものである。
バックスラッシュ(\)で書き始めるのが特徴。
例:
\n:改行
\t:タブ
\':クオーテーション
これは通常キーボードのあるボタンを押して使うだけだが、「文字」として書けるようにすることでコードを書く上で都合が良かったりする。

>>>print('I don\'t have any knowledge about python')
I don't have any knowledge about python

数値

数値はさらにいくつかの種類のデータ型に分類される。Pythonでは
int型:整数値型
float型:浮動小数点数
complex型:複素数
etc....
数値はクオーテーションなどは必要ない。

>>>1200
1200
関数演算子

数値を紹介したので、ここで基本的な演算子を紹介する。
演算子数値計算だけでなく、文字列リテラルや変数の結合にも使える。

a + a   #加算
a - a   #減算
a * b   #積算
a / b   #除算
a // b  #切り捨て除算(小数点以下切り捨て)
a % b   #aをbで割った余り
a ** b  #aのb乗

演算において整数型と浮動小数点数型が混在する場合は、整数は浮動小数点数に変換される。

>>>2.0 * 5
10.0

Print関数

Pythonの基本的な関数の一つとしてPrint関数を紹介しよう。

>>>print("hello world")
hello world

こんな感じで使う。
print()の中に文字や数字を入れる。

文字や数値はコンマで区切れば自動で連結されるが、変数(後に学ぶ)は+演算子で接続しなくてはいけない。

>>>print(1, 2, "せぁーん(ナベアツ)")
1 2 せぁーん(ナベアツ)

nabeatsu = "せぁーん(ナベアツ)"
print(1, 2 + nabeatsu)
>>1 2 せぁーん(ナベアツ)


クオーテーション3つで囲むと改行して書けるようになる。

>>>print("""

いい
ううう""")
あ
いい
ううう
raw文字列

エスケープシーケンスが適用されて欲しくないときは文字列のクオーテーションの前にrを置くと適用されない。raw文字列と呼ぶ。

>>>print(r"~\user\desktop\name")
"~\user\desktop\name"   #\nameのところで\nが改行と認識されない

Print関数にはformatメソッドやf記法というのもあるが、それらは変数の解説時にお話する。

以上、今日はデータ型(文字列・数値)とPrint関数についてお話した。